当院について 看護部のご案内
看護ケアのご紹介
患者さまの立場になり、信頼され満足いただけるために
基本的な人権を尊重し、一人ひとりのニーズに対応する看護
入院から退院まで、基本的に担当看護師およびチーム看護師が責任を持ってケアを行います。患者さまに関心をもって寄り添い、患者さまを理解し意思を尊重しながら、自己決定できるようセルフケア理論に基づき『その人がその人らしく』生活できるよう支援して行きます。
入院生活が安全で安心して送れるよう努めます
患者さまが安全で安心して入院生活を送れるよう、治療、ケアについて納得できるまで十分なご説明と情報提供を行います。ご不明な点があれば、遠慮なく病棟の看護師にお尋ねください。
病棟は集団生活の場でもありますので、患者さまには入院中のルールを守っていただけるようお願いしていますが、同時に患者さまの権利、プライバシーが守れるよう、看護師をはじめすべてのスタッフが配慮をします。
医療チームの一員とし自立支援を熱くサポートします
患者さまの立場になり、退院後の生活についてできるだけ患者さまが意思決定できるように支援します。患者さまが1日でもはやく社会復帰ができるよう、医師、精神保健福祉士をはじめ、さまざまなコ・メディカルスタッフと協働しながらチーム医療・ケアの提供に取り組んでいます。
看護ケアの一例
退院促進支援(クリニカルパス)
国内において精神科病院の1年以上の長期入院患者数は18万人を超えています。当院においても長期入院患者さまを地域生活へ繋げることが重要課題であり、退院支援のクリニカルパスを導入し、退院促進に取り組んでいます。
多飲水患者へ心理教育
多飲水患者さまに対する効果的な関わりは確立されていなく、看護者主導の飲水コントロールや行動制限などの対応が一般的です。当院では患者さま自らが飲水をコントロールできるよう、グループディスカッションを取り入れた心理教育を行っています。
行動制限最小化(クリニカルパス)
当院では平成29年度より行動制限中の患者さまに対しクリニカルパス(以下パス)を導入して観察とケアを行っています。患者さまの状態により導入期、安全保護期、行動制限解除期の3期に分けたもので、パスのアウトカムに沿って1日のケアを展開し、その日の終わりに評価し、翌日以降に繋げています。
自己服薬支援(クリニカルパス)
当院では患者さまの退院後のアドヒアランス向上の為、服薬自己管理のクリニカルパスを実施しています。服薬遵守の低下は、期待された薬の効果が得られないだけでなく、薬による有害事象を引き起こす可能性も高くなります。服薬支援から個々の患者さまに最適な薬物治療が行われるよう努めています。