森林公園メンタルクリニック

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デイケアのご案内

精神科デイケアとは

精神科デイケアは悩みや生きづらさをお持ちの方に対して、医師をはじめとした専門スタッフが多職種連携を行いながら、社会復帰に向けた支援を行う場です。日々、各種リハビリテーションにご参加いただき、地域で生きていくための術や生活スキルを身に着けていただきます。

たとえば…

人と上手くつきあえない。家に閉じこもりがち。働きたいけど自信も体力もない。同じ悩みを持つ人と、お話がしたい。

このように、いろいろな悩みを抱え、日々過ごされている方もおられると思います。そんな悩みを解消するために、当クリニック精神科デイケアでは様々なプログラムをご用意し、その方にあったプログラムへの参加をご提案し、ご参加いただくことで少しずつ悩みを解決しながら日常生活や社会生活において、その人らしく生活できることを目指していきます。


森林公園メンタルクリニックデイケアの特徴

ひとりひとりの「リカバリー」を支援いたします~一人ひとりの「リカバリー」を支援いたします~

「リカバリー」とは

病気や障害により、失ってしまった「あなたらしさ」や「自分自身の人生を生きている」感覚を取り戻すことが大切です。リカバリーは、夢や希望を持ち続け、住み慣れた地域で自分らしい生活をしながら、社会に貢献するための過程そのものです。
リカバリーの過程が病気の回復において、とても大切なことです。

「リカバリー」の目的

病状悪化による再入院や病気の再発予防。
作業所通所や就労・就学等へのステップアップ。

当クリニックデイケアの特徴

①担当スタッフと定期的に面談を行いながら、短期・中期・長期プラン等を踏まえて計画書を作成いたします。
②リカバリープランを設定します。利用者様それぞれが将来の目標に向けて、スモールステップで取り組めるよう、担当スタッフがお手伝いさせていただきます。
③日常生活における様々なお悩みについて個別にお受けいたします。

リカバリー支援

リカバリー支援は参加目的に応じて2つのコース(社会参加型ステップアップコース生活支援型ベーシックコース)をご用意し、各コースに合わせたプログラムを設定しております。また、それぞれのコースのプログラムを組み合わせて参加いただくことも可能です。

※デイケアでは復職支援「リワークプログラム」コースがございます。詳しくはこちら

生活支援・ベーシックコース

生活リズムを整え、様々な方との交流や体力作りを目的としております。

知識・技術系プログラム

知識・技術系プログラム地域生活に役立つ知識・技術を身に付けます。

・職場疑似体験
利用者様が主体となり、カフェの模擬運営を行います。
事前準備(メニュー決め、仕入れ)から接客まで担当していただきます。
・調理実習
調理の技術や食材の知識習得に向けて、行程表の作成から調理まで行います。
・生活サポート
地域生活に役立つ様々なことをグループで調べます。
・パソコン教室
初めてパソコンに触れる方も安心して参加出来るように個別にも対応しております。
・スマホ講座
スマホの操作でわからないことをスタッフがサポートしてまいります。

健康系プログラム

健康系プログラム運動により身体機能の維持・体力低下予防、精神的にリラックス方法を学んだり、健康管理を行うことで、心身ともに健康を促進します。

・スポーツ
卓球、太極拳、ストレッチ、ヨガ、さんぽなど
・リラクゼーション
セルフマッサージ、マインドフルネス、アロマ、顔ヨガなど
・健康相談
健康に関することを看護師が個別に相談を承ります。

文科系プログラム

文科系プログラム興味・関心の幅を広げ有意義な余暇活動を行いながら、達成感・満足感を感じ、さらに集中力・持続力を高めることを目的としております。

・クラフト
手工芸(ペーパークラフト・ビーズ・裁縫・編み物など)、
絵画(塗り絵、スクラッチアート)、書道
・編み物講座
棒編み、指編み、編み機など使用した作品づくり。
・音楽鑑賞
様々なジャンル、懐メロ、最新曲などをみなさんで鑑賞します。
・フラワーアレンジメント
季節の花を使ってアレンジします。

社会参加・ステップアップコース

将来、就労(一般就労・作業所・障がい者雇用・アルバイト等)、就学を目指す方のためのコースです。

リカバリープログラム

就労支援
・パソコンスキルトレーニング
文章作成、数値入力、ファイル整理などオフィスワークで必要な操作を身に付けます。
・認知機能トレーニング
パソコンゲームを使用し、注意力、記憶力、処理スピードなどにより、機能の向上を図ります。
・脳トレーニング
様々なクイズにチャレンジしながら、脳の活性化により柔軟な発想を養います。
・お仕事カフェ
就労(作業所含む)されている利用者様が情報交換や仕事の悩みなどを共有する場です。
・カフェ運営
主に接客や協調性など、仕事に必要なスキルを身に付けます。

健康管理
・健康回復プログラム
グループを作り、病気・服薬・健康について学びます。
コミュニケーション技能
・SST(生活機能訓練)
ロールプレイを実施しながら、コミュニケーションスキルの習得と向上を目指します。
・アサーショントレーニング
自分も相手も大切にできるようなコミュニケーションの方法を練習します。


費用

各種健康保険制度が適用されます。自立支援法(申請が必要です。医師へご相談ください)を併用すると更に費用が軽減されます。

1回ご利用の自己負担額(健康保険の種類によって異なります)
デイケア1年未満の場合 2,460円(3割負担)、820円(1割負担)

自立支援医療制度をご利用できますので手続等お気軽にスタッフへお声がけください。


ご利用の流れ

①主治医へ相談 ※他院に通院中の方は、まずお電話にてご相談ください。
②デイケア見学・体験利用・スタッフとの面談
③医師による指示書の作成
④ご利用開始


コミュニケーションルーム

スポーツ施設

相談室

【お問い合わせ】
TEL:0493-57-2228(デイケア直通)

 

精神科デイケアのプログラム例

<クラフト>

絵を描いたり工作を行います。絵を描くことなどによって、自分を表現したり、周りの人の感想を聞くことで、自分の今の状態を知ったり、感受性を養うことが出来ます。 また、手作業の繰り返しの多い作業では、注意力や集中力、持続力の向上、巧緻性の改善などの効果があります。

 

<スポーツ>

利用者様とスタッフが一緒に行いたいスポーツを決め、みんなで楽しみます。 よく行われるのは、ウォーキングや卓球、体育館でのソフトバレーボールなどです。 身体を動かすことによって、爽快感が得られ、情動の発散もしやすい効果があります。 また、チームプレーのスポーツでは集団の一体感、所属意識が高まり、他者への思いやりや信頼感を育みます。

 

<クッキング>

利用者様とスタッフが一緒にメニューを考え、みんなで作って食べます。 料理の技術を身につける、段取りをする力(予測・計画性)を身につける、共同作業の練習をする、栄養のバランスを考えた食事を摂る、同じ食卓を囲み人との輪をつくる、料理の楽しさを知ることなどができます。

 

<リラクゼーション>

病気になると、心がリラックスできないばかりでなく、身体も硬く、しかもそれに気づいていない方が多いようです。 簡単なストレッチなどを通して、体と心の緊張をほぐすというプログラムです。 身体感覚への注意を促すことによって、身体の変化に対する認知の改善に効果があります。また、ストレスの対処方法についても、 利用者様同士で考えていきます。

 

<コミュニケーション>

利用者様が、悩んでいることや困っていることを出し合って、そのテーマについて、 利用者様、スタッフが一緒になって知恵を出し合い、お互いにアドバイスをしあうプログラムです。 同じような苦しさや生きづらさを体験した人の意見やアイデアを聞くことで、問題を客観的に見ることや解決の糸口を見つけることが出来ます。また、相手の立場になって考える機会ともなり、思いやりの心も育みます。

 

<その他>

カラオケ、音楽鑑賞、園芸、カフェ、映画、茶道、書道、フラワーアレンジメント、 パソコン、ミーティングなどを行っています。

 


精神科デイケアにおけるスタッフの役割とは?

デイケアは人と人が関わるグループ活動の場所です。 利用者様はデイケアをご利用の際、お互いにコミュニケーションを図りながら過ごされ、グループ内で様々な経験を通じて他の利用者様とのコミュニケーション能力を高めてそれぞれの自立に向けてご利用いただいております。デイケアスタッフは利用者様それぞれの目的の実現に向け、個性を尊重しながら、個々のペースにあった支援を行うため、各種プログラムを企画し、円滑な運営ができるよう改善を図りながら実施しております。

その他、病気に関する悩みや生活上の困りごとなどは一人ひとりスタッフがマンツーマン対応させていただき、利用者様自身が、自分なりの生き方、暮らし方、目標などを見つけていけるようにアドバイスさせていただいております。

このように、デイケアのスタッフは、「利用者様の代わりに何かをしてくれる人」ではありません。

 

デイケアでは、利用者様一人ひとりが『主人公』です。