森林公園メンタルクリニック

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当院について 院長挨拶

院長挨拶

皆様、初めまして。平成26年4月より月曜・火曜・木曜・金曜日に診察をさせていただいている稲見 浩太(いなみ こうた)と申します。

生まれは東京の武蔵野市です。家のまわりは畑だらけの自然豊かな環境で幼少期をすごしました。そのせいか、かなりの野生児で小学校時代に近くの塾に行かされた際にも、宿題は全くやらず、遅刻の常習犯で廊下によく立たされたり、塾の壁を壊したりと、母親が呼び出されて頭を下げることがありました。そして最後には、塾の方から「頼むから塾を辞めてください」と頭を下げられ、商売であるはずの習い事でリストラをされるという貴重な体験をした人物です。

こんな幼少期だったため、親は当時、「この子はもう生きてさえいればいい」と思っていたそうです。野生児だった幼少期から、シャイな青年期を迎え、高校時代は埼玉県内の高校に進学しました。そのため、マラソン大会では毎年森林公園を走らされ、走っても走ってもゴールが見えない辛い体験が森林公園の記憶として残っています。そして、部活は新聞部に入り、取材のためやむを得ず(!?)全国の女子高を訪問して記事を書いていましたが、シャイで口下手な青年に彼女ができるわけもなく、まったく収穫がなかったのは今でも泣ける思い出です。

大学では文系学部に進学したものの、一時期半年ほど自宅へ引きこもり、進むべき道について思い悩んだ日々を過ごしました。その時に、精神科医の神谷美恵子氏の『生きがいについて』という書籍に出会い、「あなたを待っている人がいる」という言葉に勝手に感銘を受け、精神科医になることを決意しました。文系の自分が医学部に入るのは並大抵の苦労ではありませんでしたが、必死で勉強し、無事医師となり大学病院、八王子、川崎、飯能の病院で精神科医として貴重な経験を積み、現在に至ります。

このように少し変わった経歴を持つ私ですが、いろいろな重荷を抱えてクリニックにいらした方々が少しでも一息つけるよう、全力でサポートさせていただきます。そして患者さんにとっても、そしてスタッフにとっても、やさしく居心地のいいクリニックをつくっていきたいと思っています。今後ともよろしくお願いします。

院長 稲見 浩太