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アンガーマネジメント(第2回)
2023-3-30
第1回は3月20日のブログをご覧ください。
「怒り」と一言で言っても、その性質にはいつくか種類があります。
1)強度:一度怒ると激昴してしまう
2)持続性:根に持つ
3)頻度:しょっちゅうイライラする
4)攻撃性:怒りを他人/自分にぶつける、モノに当たる
ご自分がどのような性質をどの程度持っているか知っておくことは、コントロールする上でとても大切です。
1)強度が強いタイプであれば、怒りに身を任せた行動で失敗しないよう、激昂したその時に言葉や行動で表現しないようにぐっとこらえる対処法が有効でしょう。例えば、4秒吸って6秒吐く深呼吸、水を飲んで怒りの炎を鎮火させるイメージをする、などのやり方がよく使われます。
2)持続性が強ければ、不快な気持ちばかりに目が向かないよう気持ちを切り替える対処になるでしょう。紙に怒りの思いを書き出してビリビリに破くことで一区切りとする、日常で起こったいいことを書き出す、自分の好きなことをする、などの方法が考えられます。
3)頻度が高い場合は、こころの余裕がない状態なのかもしれません。かなり頑張らないと達成できない目標設定をしていると、焦りに圧倒されてピリピリした状態になります。今の自分に合った目標を立て直したり、休む時間を多めに取ることがひとまずの対処法になるでしょうか。
4)攻撃性が高いと、大事なものを壊してしまったり、自分や周囲を傷つける言動が生まれやすくなります。緊急回避的な方法にはなりますが、壊れないものに攻撃性を向けるのが一つの手です。クッションや枕などに顔をうずめて声を出したり、手のひらサイズのやわらかいボール(ストレスボール)を握ることで、攻撃性が暴走して大切なものを傷つけてしまうことをひとまず防げると良いでしょう。
今挙げた例は、問題が起こらないよう一時的にしのぐための方法です。大きくなった怒りと一時的でも距離を取ることで、客観的に自分の状態を捉えることができるようになり、コントロールする隙を作ることができます。では、その怒りの気持ちを直接扱っていくためにどのようなことができるでしょうか?鍵となるのは“怒りを理解すること”です。次回に続きます。第3回は4月12日掲載予定です。
※医療法人昭友会では利用者様、家族様の立場に立ち、医療・介護・福祉の情報サイトを開設しています。
ご興味のある方は下記リンクよりご覧ください。
埼玉森林病院 ストレスケア
https://www.kokoro-gr.jp/stress-care.html
埼玉森林病院 重度認知症デイケア
https://www.kokoro-gr.jp/dementia-dc.html
森林公園メンタルクリニック リワークプログラム(復職支援)
https://www.kokoro-gr.jp/rework.html
森林公園メンタルクリニック 精神科デイケア
https://www.kokoro-gr.jp/psy-dc.html
介護老人保健施設いづみケアセンター 通所リハビリテーション
https://www.kokoro-gr.jp/rehabilitation.html
介護老人保健施設いづみケアセンター 入所サービス
https://www.kokoro-gr.jp/nh-admission.html
なめがわ地域 福祉支援センター おとなの学校
https://www.kokoro-gr.jp/school.html
リハビリデイサービス なめがわ
https://www.kokoro-gr.jp/reha-day.html
定期巡回・随時対応型訪問介護看護事業所 森林




