森林公園メンタルクリニック

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当院について スタッフブログ

バウンダリー

2025-8-15

人との関係では、物理的な距離だけでなく「こころの距離」も大切です。このこころの距離を保つための線引きを、心理学では「バウンダリー」と呼びます。バウンダリーとは、「わたしはわたし、あなたはあなた」という、自分と他人との間に引く境界線のこと。自分と相手の感情や考えを区別し、お互いのこころのスペースを尊重することです。境界があいまいになると、相手の気分に強く影響されて疲れてしまったり、逆に相手のプライベートに踏み込みすぎて関係がぎくしゃくすることがあります。たとえば、誰かが落ち込んでいると自分まで一日中気分が沈んでしまう、家族や友人に頼まれると無理をしてでも引き受けてしまう、などもバウンダリーがあいまいになっているサインです。バウンダリーを守るには、まず自分の気持ちや限界に気づくことが大切です。そして「ここまではできる」「これ以上はできない」という線引きを明確にし、やさしく相手に伝えることがポイントです。相手を思いやることと、自分を大切にすることは両立します。バウンダリーは、そのための目に見えないバリア。心地よい距離を保つことが、安心して続く関係を育てます。