当院について スタッフブログ
同時処理と継次処理
2025-6-13
「同時処理」と「継次処理」という言葉を聞いたことはありますか?これらは物事を考えたり、情報を処理する方法のことをいいます。人にはそれぞれわかり方(認知の仕方)に得意・不得意があります。「同時処理」は、いくつかのことを同時に考えたり、複数のことを同時に進める能力です。たとえば、電話をかけながらメモを取ったり、他の人と話しながら作業をしたりすることが得意な人は、同時処理が得意です。一方「継次処理」は、ひとつずつ順番に物事を考える方法です。例えば、1つの作業を終わらせてから次に進む人は、継次処理が得意です。これにより、1つのことに集中して確実に進めることができます。どちらが得意かは、人によって違います。同時にたくさんのことを進めることが得意な人もいれば、ひとつずつ順番にやる方が得意な人もいます。それぞれが自分に合った方法で上手に物事を進めると、ストレスを減らして仕事や日常生活が楽になります。もし同時処理が苦手だと感じるなら、無理に一度に多くのことをやろうとせず、ひとつずつゆっくり進めることが大切です。逆に、順番にやるのが苦手な場合は、はじめにやることの全体像を理解しておいたり、できることを2,3個用意して少しずつ同時に進められるような工夫をしてみましょう。自分に合ったやり方で、心地よく過ごせるように工夫することが大切です。